<<不動産屋は地の利があるかがポイント>>岩手県花巻市の不動産会社・有限会社ホームライフサポート

2023年05月27日

いつもご覧いただきありがとうございます。店主でございます。

タイトルの「不動産屋は地の利があるかがポイント」ですが、皆さんは「何当たり前の事言ってるの？」と思うでしょう。

しかし、その当たり前の事が当たり前ではないという事が多々あるんです。

地の利＝土地勘と考えてもいいかもしれませんが、不動産屋はその土地・地域の事をよく知っていて話してくれているものと思っていませんか？

しかし、人が多くなればなるほど、あるいは会社の規模が大きくなればなるほど、これは難しい事なのです。

例えば皆さんの会社では、すべての人が同じ地域から通っていますか？あるいはその地域の出身ですか？

採用の際にこんな事気にして採用する会社は無いでしょうし、そんなのありえない事です。

不動産屋も然りです。

という事は、あなたが検討している土地や地域について「ジモティ」的な感じでお話しできない不動産屋も多々いるという事です。

ましてや販売エリアを広げるとほぼ100％の確率で起こります。

もちろん何年か同じエリアでやっていれば、何となくはわかる事もあるでしょう。

しかしその土地に何十年と暮らす中で得た感覚や土地勘や情報は得られるはずもなく、さらっとした表面上の情報をもとにお客様に話しているという事が多々あります。

問題はここです。

車に詳しくない車屋さんから車を買おうと思いますか？

英語が全くしゃべれない人から英語を教わりたいと思いますか？

投資をやった事も無い人から投資の事を教わりたいと思いますか？

まあ極端な例えですが、つまりこういう事です。

ワタクシが販売エリアを限定する事にこだわる理由はここにあります。

例えば新築建売の販売にしても、物件は岩手県内全般的にあります。

盛岡もあれば沿岸もあれば一関などにもあります。何なら県外まで足を伸ばせばいくらでもあります。

当然販売エリアを広げて取り扱えば、可能性は広がります。

問い合わせが来る確率も上がる事でしょう。

不動産屋的にはエリアを広げた方が良いに決まってます。

しかしサービスの質は格段に下がります。

例えば私が一関について知っている事と言えば、サラリーマン時代に赴任した事が1年半あるので、その時の事位で、リアルタイムの深い情報はわかりません。

当然お客様に「この辺ってどうなんですか？」と聞かれても嘘が下手なワタクシは言葉に詰まる事でしょう。

そんな人から買いたくないと思うだろうなあ・・俺だったら嫌だなあ・・・と思いますし、弊社がむやみに販売エリアを広げない理由はここにあります。

しかし、現実には全く土地勘のない場所でも販売している会社は沢山あります。

おそらく販売しているスタッフもあんまり土地勘ない人がほとんど。何なら不動産屋の経験がほとんどない人もいます。

でもそれなりに「あ～いいとこですよ～」とか言いながらやってるんでしょうから、鵜呑みにしない方がいいでしょう。

「昔はどんな土地だったんですか？」

「地元の人のイメージはこの辺どうなんですか？」

「過去にこの辺で災害とかありませんでしたか？」

「小学校や中学校はどんな感じなんですか？学区だけでなく規模やイメージ的なところも教えてください。」

こんな感じの質問に深い話が出来るようであれば良いですが、出来ない人はわかってません。

我々が扱うのは不動産です。お客様から見れば不動産屋はプロです。

地域や土地・建物について詳しい事を知らない人はせめて深く知ってからやるべきだと思います。では！！