建物は語る
2023年05月15日
いつもご覧いただきありがとうございます。店主でございます。
今日は雨が降っている花巻ですが、この時期雨上がりにはものすごい勢いで雑草が伸びますね。
自宅の草取りがこの時期億劫なんですが、一気に草取りをしようと思うと心が折れてしまうので、５分間だけ毎日草取りをやってみようとコツコツやっております。
さて、今回も空家バンクがらみの動画をアップしました。
物件は千差万別なので、物件調査に行く度に驚きがあったりしますが、今回の物件も登記情報だけでは決してわからないような年輪を感じる家でした。
この仕事をやっているとよくある事なのかもしれませんが、建物を見るとその家主さんの家の歴史というか、これまでどのような使われ方をしてきたのかを朧気ながら感じる機会も結構あります。
あ～もともとは家族が多かったんだろうなあ～とか
あ～丁寧に使っていたんだろうなあ～とか
ひょっとして昔はかなりの名家だったんじゃないかな～とか
感じる事は様々ですが、建物が話しかけてくるというか何というか、不思議な感覚になります。これって職業病なんでしょうかね？
まあ、この業界で働いて今年で３２年になりますから、そうなっちゃいますかねえ。
「使われなくなった建物を次の人に引継ぐ」というような仕事をやっているわけなんですが、そのまま朽ち果てさせるより建物が喜ぶような気がしています。
世間一般に不動産屋というと「悪徳」とかいう枕詞が付いたりしてイメージが良くありませんが、いわゆる「建物オタク」で家に携わる事が好きでやってる不動産屋もここにいます。
物件も様々だしお客様も様々で、たまに怒られたりして凹んだりしますが、感謝される事の方が多いので、つくづくこの仕事は天職だなあ・・と思って日々頑張っています。では！！
