住宅購入成功法vol4

2021年01月05日

【住宅購入成功について店主独自の考えをお伝えします。長いので分割して掲載します】#04

 

☆    決断力について

 

自分は優柔不断だから、スパッと決められない。

このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。

逆に言えば「慎重である」という事ですので、決して悪い事ではありません。

 

しかし、建売の購入に限定した話をすれば、「決断力」は良い物件を安く購入できるかどうかという点において、非常に重要な要素です。

 

先述したように、飯田グループホールディングスさんの建売住宅は様々な不動産屋さんが同時並行でお客様に折衝しています。

ですから、「迷っているうちに他の人に買われてしまった」という事はよくある話です。ましてや、物件の回転が命の建売業界では、在庫として残すよりは、値引きしてでも完売したいという戦略を取りますので、物件がなかなか決まらなければ価格は段々下がっていきます。

 

中には新築建売が場所によりますが、1690万円とか信じられない価格になったりする例もあり、そうなると一気に争奪戦の様相を呈します。

その場合、迷っているうちに決まってしまうというのは、もはや当たり前になってしまうのです。極端な例を挙げましたが、そこまで価格が下がっていなくても、ライバルは数多くいますので、いずれにせよ、これだと思ったらズバッと決める決断力は必要です。

 

ではどのように考えればいいのでしょうか?

私がよくお客様にお話ししている、「3ステップ判断法」をお伝えします。

シンプルに3ステップで判断していく方法なのですが、以下の通りです。

 

ステップ1 「欲しいか欲しくないか」

 

まずは、ここからです。

この物件がこの価格なら欲しいのか、それともいらないのか。という基準で判断します。立地条件や間取り、設備、その他諸々あると思いますが、欲しいのか欲しくないのか、そこが一番重要です。

私は物件を無理にお勧めする事はありませんから、ご自分で判断して、「この物件欲しい!」と思う場合は次のステップに進みます。「いらないな」と思えば、ここで終了となります。別の物件を探しましょう。

 

ステップ2 「買えるか買えないか」

 

これは資金的な部分です。

現金で買う方は少数ですので、ほぼほぼ住宅ローンを利用する形になりますが、必要な額を融資してもらえるのかどうかが一番重要です。

勤続年収・所得額・信用情報の状態・健康状態・既存借り入れの状況・返済負担率・その他諸々の要素を銀行で審査していくわけですが、一番確実なのは事前審査を受ける事です。

購入希望物件が決まれば、資金計画を作りますので、それに応じた融資額を銀行に打診します。

必要書類は申込書に署名捺印いただき、運転免許証のコピー表裏両面、健康保険証コピー表裏両面、源泉徴収票か所得証明書があればOKです。

既存借り入れがある方は、その明細も必要となりますし、勤続一年未満でフラット35を使う場合は、給与明細を今の勤務先に勤めてからこれまでの分を提出します。事前審査は銀行に書類提出した日から概ね3日から4日、長くても一週間程度で回答が来ます。

ここで融資NGだった場合は、残念ながら条件をクリアできるようになるまで計画は先延ばし、あるいは中止となります。

事前審査がOKの場合はいよいよ最終段階のステップ3に進みます。

 

ステップ3「買うか買わないか」

 

融資の事前審査がOKだった場合、購入への大きな障壁はもはやありません。

目の前の信号は「青」ですから、あとは進むか進まないか。買うか買わないかの判断をご自身でするだけです。

もちろんここで止まっても構いません。あくまでもご自身の判断ですので、押し売りのような事は一切致しません。

 

しかし、「この家が欲しい」と思ってここまで進んできたわけですし、先延ばしして状況が良くなっていくという事はあまり考えられません。

年齢が上がれば完済年齢も後ろにズレていくだけですし、万が一健康状態に変化があれば、団体生命保険に加入できず、融資NGという事も考えられます。

また物件も全く同じ場所に同じ間取りで出る事は100%ありませんから、希望通りの物件に巡り合えない可能性も高くなります。

大体9割以上のお客様はここで購入するという道を選んでいます。

あとはあなた次第です。

 

#05に続く